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ADAM USERS - CLOUDS HILL RECORDINGS (ドイツ・ハンブルグ)



音楽プロデューサー/ミュージシャンのJohann ScheererがADAM Audio S2V を導入


美しいハイエンド・アナログ機材に囲まれたJophann Scheererのスタジオ Clouds Hill Recordingsのコンソールトップ・ニアフィールドモニターに、ADAM Audioの第3世代フラッグシップシリーズのSシリーズモニターが採用された。


デジタルレコーディングが主流の時代にあって、ニッチともいえるアナログ機材メインのレコーディングスタジオは、特別に設計されたルームアコースティック、インスピレーションに満ちた創造的な空間、そして時として膨大なビンテージ録音機材のコレクションを展示することで成功を収めている。市場のニッチな需要は、アメリカのWelcome to 1979Fivethirteen Recording、ロンドンのToe Rag Studios、そしてこのドイツのClouds Hill Recordingsのように、メンテナンスの行き届いたアナログ機材を備えたスタジオの台頭を育んできた。


「人は話し手と自分の知っているブランドを必要としている」


Clouds Hill Recordingsは2005年にScheererによってハンブルグのエルベ川の横の古い倉庫に設立された。16歳からプロのミュージシャンとして活動していた彼は、自分のスタジオを設立するという夢を23歳の時に実現した。「昔からずっとハイエンドなアナログ機材での録音に憧れていました。そして、自分だけでなく他の人にもそういった機会を提供したかったのです」とScheererは語る。「他の多くのレコーディングスタジオが閉鎖されようとしている中で、アナログ録音の新しい需要が生まれつつあるのに気づきました」



アナログ機材にこだわるからといってユーザーの作業性を犠牲にすることはなく、Clouds Hillの理念は常にユーザーフレンドリーであることだ。スタジオのレコーディングルームとコントロールルームには、ヨーロッパでも随一のビンテージ録音機材のコレクションに加え、Pro Tools HDXワークステーションやApogee、Lavryコンバーターなどの最新デジタル技術の粋を集めている。NeveとAPIコンソールの横にはStuderのマルチトラック・テープレコーダーが置かれ、FairchildのリミッターやEMTのプレートリバーブの他には、ビンテージから現代のハイエンドまで広範なマイクのコレクションを有している。


「最初のアイディアとして、レコーディングがバッチリできるリビングルームのようなスタジオを作りたいと思っていました」とScheerは言う。「もちろん、Cloud Hillの技術的な側面は非常に重要なのですが、世界中のアーティストがここに集まるのは、パーソナルで親密な雰囲気があるからだと思います。近年のレジデンススタジオの顧客には、The Beach Boys、The Killers、Albert Hammond Jr.、Pete Doherty、The Libertines、At The Drive-In、Gallon Drunk、そしてプロデューサーのJohn Agnello and Jim Abbissなどがいます」


「S2Vの透き通るようなサウンドは長時間のミキシング作業でも使いやすく、とても気に入っています。」


スタジオモニターに関しては、Scheererはクライアントのために世間で評価が高い製品を複数用意しており、ADAM Sシリーズのモニタースピーカーもその選択肢の一つに含まれている。「これまでスタジオを運営してきた私の経験ですが、やはりみんな自分が使ったことのあるスピーカーや知っているブランドの製品を使いたがります」「作曲の段階では、ミュージシャンに実験を促すような特別でユニークな機材を提供するのも面白いですが、ミキシング作業においては万全な環境が重要です。ADAMは著名なブランドで、そのスピーカーの多くは、エンジニアやプロデューサーの多くの方が知っているモダン・クラシックとも呼べるスピーカーです。今回導入したS2Vの透き通るようなサウンドは長時間のミキシング作業でも使いやすく、とても気に入っています」


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